室内の柔らかな光の中で

当ページのリンクには広告が含まれています。

窓から差し込む午後の光が、カーテンを透かして部屋を淡く染めていた。
私はネイビーのレースキャミソールを着て、窓枠に軽く手をつきながら、ふと外を見ていた。
「……今日は、なんだか落ち着かない」
普段なら本を読んで静かに過ごすはずなのに、今日は体の中に小さなざわめきがある。
視線を下に落とすと、レースの縁が胸のラインを優しく縁取っているのが、いつもよりはっきり目に入った。
「恥ずかしいのに……体が勝手に、熱くなってる」
白く薄いシアーのシャツに着替えた瞬間、光が肌を透かして、自分の輪郭がぼんやり浮かび上がる。
指先でボタンに触れてみると、布の下で心臓が少し速く鳴っているのがわかった。
「普段は控えめなのに……今は、あなたに見られているみたいで」
ベージュのふわふわしたカーディガンを羽織り直しながら、鏡に映る自分を見つめる。
クールに装っていたはずの表情が、どこか甘く溶けかけている。
「……少しだけ、大胆になってもいいのかな」
そっとカーディガンの襟を少し開き、光に肌を晒す。
誰もいない部屋なのに、まるで誰かの視線を意識して、胸の奥がきゅっと締め付けられた。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
Contents